やって来た王道転校生

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「俺にはあの俺様バ会長しか見えてない、先生はそうおっしゃるんですか あぁ、先生の目は付いてるだけの飾りなんですね?なら俺がとって差し上げましょうか? 金はいただきますがボソッ 俺を侮辱する先生も許せませんしあのバ会長もムカつきますねぇ どう地獄に葬ってやろうか・・ブツブツ」 そう、華乃はかなりの負けず嫌いなのだ 言われたことは(倍にして)言い返さないと気が済まない 「こえぇぇーよ(涙)えっ?しかも金取るの?俺、損しかしてないよね? 「チッ」あぁー悪かった!悪かったから!!舌打ちするなよ てかじゃあ何で親衛隊なんかやってんだよ・・」 涙目になってきている担任にクラス全員が同情の眼差しを向けていた 「それは秘密です それにしても・・」 俺様バ会長とまで言ってしまったため批判の声は覚悟していたのに それが全くない 何故でしょう? 実際 華乃には会長と同等いやそれ以上の人気があって、批判の声をあげようものならクラス全員が敵にまわるであろうことを華乃が知るはずもない 「それにしてもなんなんだ?」 いつの間にか立ち直った東が尋ねてきたが 「いえ、なんでもありません」ニコッ まぁ、そんなことどうでもいいか 批判はないにこしたことはない 華乃は考えることを放棄した 「そっそうか//ん?何か忘れてるようなぁぁああ゛ーー!」 突然の大きな声に華乃は思わず顔をしかめる 一体何だというのだ
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