『兄妹』
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青希はこの極寒世界でTシャツ一枚ズボン一枚である。 他の服は紅音の防寒のために預けてある。 絶園病の彼女に、青希ができる一番の処置である。 ホームの奥に身長140cm程度の小柄な少女が壁に背を架け、浅い息で呼吸をしていた。 「大丈夫か?紅音」 青希は少女の額に手をあてる。 相当な高熱だ。 無理に起こすことはせず、水とガムを紅音の横に置いて、少年はまた残っているか分からない食料をもとめ、上へ駆け上がっていった。
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