若頭 浮田の憂鬱

3/24
前へ
/187ページ
次へ
神鬼組は表向きはきちんとした金融会社だ。 恭也の祖父が立ち上げた会社を親子がしっかり受け継いだ。 祖父が温厚であって、一組まとめ上げている人間とは思えない人であったため、暴力沙汰を酷く嫌っていた。 しかしは一応は組であると色々な組から喧嘩をふっかけられては、買わぬ喧嘩なんかねぇと、潰しにはかかる。 それから何だかんだでここまでのし上がった訳だ。
/187ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2808人が本棚に入れています
本棚に追加