でも、何だかんだで

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「毛布…」 「ん………」 「起き…寝てる。」 声がして振り向けば 彼は未静かに眠っていた。 「…   。」 「っ、…」 彼の囁きに 泪が止まらなくて。 彼の寝言に 涙が溢れかえって。 「そんなの、卑怯だぞ…」 彼の寝顔に 笑みさえも凍り付いて。 「っ、目を覚まさないで 何て言ったら怒るだろ…!」 .
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