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「ん、…あれ…」
何時の間にか眠ってしまった様で
ふと目を覚ませば
体にある暖かい温もり。
そこに目線を落とすと
俺の為に掛けられたであろう
一枚の毛布と
小さなメモが置いてあった。
「マネージャー?」
気になってぺらりと捲れば
そこには俺の大好きな
美しい字が更々と記されていた。
『収録お疲れ様。
俺の方が長引いて御免。
疲れも溜まってる様だから
今日はゆっくり休んでね。
又明日連絡します。』
「来てくれたんだ…」
彼の字を見ていると
何故だか自然に笑みが溢れて。
メモに付いた雫が渇いた後を
うっかり見逃してしまった。
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