切りの良い年末ほど

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「んー、やっぱり。」 だと思ったよ。 ぼそりと呟いて ははっと渇いた笑いを漏らした。 何だか… 気分が晴れた気がした。 多分それは 彼が理解してくれたから。 「取り敢えずさ、 対談も、もうすぐ纏まるし この収録も 後二時間もすれば終わるからさ そうしたらまた考えよう。 あ、俺は後一時間弱で完了かな」 ふふふ。 そう妖艶に微笑む彼は 妙に大人っぽく見えて。 (もう立派な大人だけど。) ドキリと胸が高鳴った。 嗚呼。 もしかしたら 華織はもう いいのかも知れない。 .
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