キス

4/4
21人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
美里は6つも年上なのが嘘のように可愛らしく呟いた。 『そっか、俺達お互いにおんなじ事思ってたのか…』 『でも…ホントに?嘘じゃない?』 『んな訳ねーじゃん』 もう一度、公平は美里に軽くキスした。 『あたし、年上だよ、タイプちがうんじゃない?』 『うん、違う、俺若いコが好き』 ガクッ…(-_-) やっぱり…これは遊びだ…悪い冗談だ…いや、今の私にとっては悪くない…冗談でもいい…もう少し… 『でも、気が付いたら好きになってたんだよなぁ~…』 んん~どっちやねん! 『何か木村っちといるとさぁ~何というか…安心するというか…癒されるんだよね、木村っちが辞めてからやっと気が付いた。一緒にいたいんだ』 夢じゃないんだ、現実なんだ。 美里の胸はうれしさで爆発しそうだった。 彼女はきっと若い女の子達より純粋かもしれない。 『こんなことって…あるんだ…』 『うん………あたしもマジでびっくりしてる』 『じゃあ………、このまま俺んち来ちゃったりなんかする?』 『ウン♪♪…とりあえずトイレ貸して!!』 『( ̄▽ ̄;)』 今年は良い年になりそうだ。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!