0の世界の崩壊-1day-

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確かに不可解だ… オレをトラックから阻んでいたのは何だ? いくら思い出そうとしても答えは同じ“ショルダーバッグ”だった 「あまり煮詰まってないで家に帰って休んだらどうだ? 病院側にとって、外傷の無いお前は“良い客”だからな」 「んだよ、まるで骨の一本でも折ってろみたいな言い草だな」 いつものようにヘッドフォンを人差し指で軽く叩くと、テルは病室から出て行った 残されたオレ達も身支度をして部屋を出た その夜は何事もなかったかのように経過した
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