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「はぁ~」
深い溜め息から始まった高校2年生2日目
朝からオレのテンションは低迷気味だった
現在手元の時計は9時36分
最終登校時間の8時20分を軽くオーバーしているこの時間に
オレは見慣れた坂道を愛用のママチャリで1人爆走していた
もうこれ完全アレでしょ?死刑でしょ?
2日目から遅刻とか
やっちゃったよ、おい
理由を挙げると
朝、定刻に妹が起こしに来てくれたし、一緒に朝ご飯を食べた
そしてその時妹が、見出しに『世紀の大発見』と掲載された新聞を片手に何やら熱弁していたのを僅かに覚えている
そこまでは良い
しかしその後、妹は早めに家を出発、オレはベッドへDiveっ!
以下略
良い妙案(言い訳)も浮かばないまま、校門を過ぎ、自転車置き場に到着
考えても仕方がない
オレは堂々と正面玄関から入ることにした
2年A組の下駄箱に差し掛かると、例のごとくロリータ鬼教師が竹刀を肩に乗せて待ち構えていた
ガクガクブルブル
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