0の世界の崩壊-2day-

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「出席番号2番、お前も色々な事情を有していたと察しよう よって選択権を与える」 「ははぁ~、有り難き幸せ!」 くっ、死刑だけは何としても避けなければ… 「お前が遅れた時間だけ、竹刀でぶたれるか、又はグラウンドを走るかの2択だ さぁ、選べ」 なるほど時間を回数で換算して来たか さて、どうする? 竹刀は竹刀で新境地を見つけちゃいそうだからな 「じゃあグラウンドを走るで…」 回答を聞き取った先生は、鋭い目つきでオレを睨むと不適な笑みを浮かべ、一言 「では頑張れ、5847周」 あっなるほど、秒数換算ね ――――――――――――――――――――――― 「ハァハァハァハァ、ゲフっゴホっ! もうムリっす」 122周走った所でオレは既に虫の息 「案ずるな、期限は1年だ 分割して走れ」 たっ助かったぁ オレは延命できたことからの安堵と疲労から、地面にふんぞり返った 「午後の授業からは出るんだぞ」 そう言い残すと、先生は長い髪を翻し行ってしまった 「後、5725周か…」
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