0の世界の崩壊-2day-

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「明日は確実に血を見ることになるな」 「テル、それ冗談になってないから」 生徒達が帰ったことによって少人数となった教室の中で、オレは完全に血の気が無くなっていた 時を遡ること5分前、帰りのホームルーム中に、ロリータ鬼教師がとんでもない事を口走ったのである 「先生、昔、マグロを解体したことあるんだが… その時の事、たまに彷彿することがあるんだよ わかるか?出席番号2番」 やべーよ、名指しされちゃったよ 目に熱い何かが込み上がってくるのを感じながらも、オレは勇気を振り絞って返答した 「先生に食べられるなら(性的な意味で)大歓迎っすよ」 ふぁさー、先生が俯くと前髪が目を覆った しかし右目に宿した眼光だけは隠れても尚、垣間見る事ができた 「それは…承諾したと受け取っていいんだな」 明らかに雰囲気が変わり、いつも異常に重圧が増した鬼教師に一瞬たじろぐオレ 「あのー先生?」 「皆さん、明日は喪服を着用して登校して下さい」 あっ解りましたっ!! 明日誰か死ぬんですね、先生? ―――――――――――――――――――
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