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「すみませーーんここが新撰組ですか?」
「あ?」
門番が振り返ると美少年が立っていた
「そうだが何用だ?」
「はい!!実は私を新撰組に入れて欲しいんです」
と頭を下げる美少年
その美少年とは何を隠そう日仍李だった
城を出た日仍李は京に来たのだった
ついでに乗ってきた馬は売ってお金にした
「お前が?新撰組に?」
「はい!!」
「くっあっははははは!!冗談はよせ冗談はそんなひょろひょろに何ができるんだ?」
「……………」
(殴りたい…)
元々気が短い日仍李は溢れ出す怒りを押さえるのに耐えていた
「…私には新撰組は無理だと言うのですか?」
「あぁそうだ!だから早く帰りな!」
「…………………」
「おい?」
「わかりました……私なんかが首をだす場所じゃありませんでしたね」
「物わかりが良いではないか」
「ありがとうございます…ダダ一つよろしいですか?」
「なんだ?」
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