クリスマスに死を込めて

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こうして俺達のミッションが始まった。 皆小屋を出てあらかじめ指定しておいたポイントへ爆弾を仕掛けにまっしぐらに走っていった。 俺は小屋の中へ一人残される……いや。 「お前もいたっけな、イヴ」 物陰からこそっと現れたのは白い猫。 ここで活動する内にいつしか顔を合わせるようになったのだ。 俺が初めてみたイヴの日の雪のようなインパクトの強い美しい白い毛並みを持っていたのでイヴと名づけた。 クリスマス関係に敵対しているはずの俺だったがそのイヴという名前がとても似合っていると僕は思っている。 「お前も来るかい?」 にゃあ、と一声なくとイヴは俺の肩へぴょんと乗り込む。 「軽いなお前……ちゃんとご飯食べているのかい?」 にゃあ、とイヴは返事をしたが俺には当然なんと言っているのか理解できない。 まあ元気そうだしちゃんと食べているのだろう。 「じゃあ行こうかイヴ。クリスマスデートに連れて行ってやるよ」 にゃあ、とまたイヴは一声鳴いて俺の言葉に返事をした。
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