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「どうしたの?アリス」
思ってみれば、不思議の国のアリスでチェシャ猫や白兎に似てるなと思った
だからこれは夢なんだよ
つまりさっきの未音が奢るケーキは夢なんだ
…
しょんなぁ~><
夢なんだから覚めてよ!
早く…
<貴方はホントに覚めて欲しいの?>
頭に声が響いた
当たり前でしょ!
早く…早く!
ほっぺをつねったり
頭を叩いたりしてなんとか覚まそうとしたけど
『いったーい!!!』
夢だから痛くないと思って加減しなかったから
激痛が!!!
「大丈夫!?アリス…自分で自分を傷付けないでよ」
そっと手を取られた。
『やめてってば!!』
パシーンと手を振り払い
私は走り出した。
せっかくの好意を無下にしちゃったな…
そんな事は置いておこう
私は猫耳はやした人から
逃げるのに必死なのだから…
「待ってよ~アリス~」
『待ちませんっ!!』
これから長きにわたる
物語の始まりだ
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