prologue

6/6
前へ
/103ページ
次へ
「どうしたの?アリス」 思ってみれば、不思議の国のアリスでチェシャ猫や白兎に似てるなと思った だからこれは夢なんだよ つまりさっきの未音が奢るケーキは夢なんだ … しょんなぁ~>< 夢なんだから覚めてよ! 早く… <貴方はホントに覚めて欲しいの?> 頭に声が響いた 当たり前でしょ! 早く…早く! ほっぺをつねったり 頭を叩いたりしてなんとか覚まそうとしたけど 『いったーい!!!』 夢だから痛くないと思って加減しなかったから 激痛が!!! 「大丈夫!?アリス…自分で自分を傷付けないでよ」 そっと手を取られた。 『やめてってば!!』 パシーンと手を振り払い 私は走り出した。 せっかくの好意を無下にしちゃったな… そんな事は置いておこう 私は猫耳はやした人から 逃げるのに必死なのだから… 「待ってよ~アリス~」 『待ちませんっ!!』 これから長きにわたる 物語の始まりだ
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加