トッテナム・ホットスパー

「ハリー・マジック」でスパーズは劇的な進化を遂げた

しかし、ここからが「ハリー・マジック」の真骨頂というべきだろうか。

ヨーロッパのカップ戦に出場できないというよりは、しなくていい8位で前シーズンを終えたため、

09－10シーズンのトッテナムは国内リーグとカップ戦に全精力を注ぎ、ＦＡカップではベスト4に、第37節のマンチェスター・シティとのリーグ4位とチャンピオンズリーグ（以下ＣＬ）出場権を巡ってのアウェイゲームを0－1で勝利し、

1961－1962シーズンのＣＬの前身、チャンピオンズカップ以来のヨーロッパ最高峰の舞台にチームを押し上げることに成功した。　

　レドナップ自身は09－10プレミアリーグ最優秀監督に選ばれたが、ファーガソンやベンゲルらと肩を並べるためにも、そして真の成果が問われるのは今シーズンであり、

現在のスパーズの躍動を見ると、レドナップは2年前の電撃就任してからのプランを着実に消化している感がある。