捨て犬
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彼女を初めて見たのは、まだ幼い…確か7、8才の頃 近所の娘さんだった 病弱で、髪をリボンで結んで…本当に【少女】を絵に描いた女の子だった 「こんにちは、今日はワンちゃんと散歩?」 「うん…名前ね、ジョンて付けたんだよ」 笑った顔にえくぼが出来る あの犬は捨て犬だった 彼女が見つけて、こっそり連れて帰ってきた 自分の下宿先から右手に上がる、少し高台の家に、彼女は住んでいた
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