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「太一、お前。本当に変わったな」
「……そうか?あまり言われないんだが……」
ロディ以外にそれを口にしたことがあるものはエースだけだ。
「だがそれならロディもだろ?」
太一はわざと悪戯っぽくロディにそう問いかける。
「……フン、さっさと集中しろ」
照れているのか、ロディは素っ気なく言ってくる。
太一は小さく苦笑して斧を構え直す。
そして、全てを終わらせる為に意識を集中させた。
「……」
「……」
一馬と黒太郎はそこにいてなかなか互いに言葉を交わそうとはしなかった。
ただ互いに今しなければいけないことに集中しているようだ。
「……かずま」
「なんだよ」
黒太郎がちょっとだけ話しかけづらそうに言ってきた。
「ボクで、大丈夫かな?」
黒太郎はどうやら自分の力が亜由美の生み出したものに敵わないのではないか……そう思って不安のようだ。
「お前じゃなきゃダメなんだよ」
「え?」
黒太郎は一馬の短く放った言葉に一瞬びっくりする。
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