452人が本棚に入れています
本棚に追加
山川家の朝の日常が行われる!?1時間程前…………
『…………うわぁぁぁあっっっ…………はぁはぁはぁはぁっ…………………まただ……………』
(何だろぅ…………この引きずり込まれるよぅな感覚………………夢のよぅで………いや…………。手にあるはっきりとした感触……………気持ち悪い…………)
いつもこの感覚の夢の後には、頭痛と吐き気がする。
『ふぅぅぅ………っっ………… 大丈夫だっ』
言葉に出しながら、頭をぶるぶるっと振るった。
(親父に…?!いや、ダメだな………兄キ?!…呆れたよぅに笑うんだろぅな………やっぱり、山先生に話してみるか……?!)
頭の中で、先程のつかみどころの感触のことを考えながら、ブラインドを上げ、窓を開け放った。
ピリリッ…頬と髪に刺すよぅな寒さを受けた。
『うん。体調はイケる、バッチリだっ』
冷たい朝の空気を 身体全体に受け止め、そのままするりと準備を始めた。
『おっはよ…って、親父だけ!?』
シャワーを浴び、濡れた髪をかき上げながら、颯がゆっくりと店に入ってきた。
『うん…?!…おはよう、颯……まだ髪が濡れてるじゃないかっ。風邪を引いたら、どぅする』
『ぅん……大丈夫だよ、ガキじゃないんだからっ』
『バスタオルはどぅした?!』
颯の言葉を聞きもせず、タオルを探しに家の中へと入って行った。
『大丈夫だってば……っっ ほっときゃすぐ乾くし……』
ムクれる颯の言葉だけが追いかけた。
最初のコメントを投稿しよう!