現代…1

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『ガキじゃないって言ってる内は、ガキなんだよっっ』 ♪♪カランコロン♪♪ 心地イイ音が響き、店に長身の2人の男たちが入ってきた。 『ふんっ!! 外にいてるんだったら、サッサと入ってくればイイのに………』 『うるせぇっっ!可愛い糞弟と親父の団欒、ゆっくり楽しませてやってたんじゃねぇかっ』 『おかげさまで毎日、楽しんでるよっっ……兄キの方が楽しみたぃんじゃないのぉぉ?!クスッ』 『はぁぁ~ん?! 俺はお前と違って、女から〝楽しみ〝貰ってるからイイんだよっっ…ガキにはわかんねぇだろうがなっ…(ニヤリ)』 『////なっっ、何朝からヤバイこと言ってんだよっっ////バッカじゃねぇのっ////』 耳まで真っ赤になりながら、動揺していることを悟られたくない颯は、キッと瞳を光らせた。 その先には、すっきりとした短髪に 少し長めの前髪をかき上げる兄、誠(まこと)が立っていた。 口角を上げながら、意味深な薄笑いを浮かべ、まるで何でもわかっているよぅな不敵な態度。 (あの親父に同じよぅに育てられたのに、何で兄キみたくなるんだ?!) ジッと睨みつけながら、ぼんやりと考えていた。 『ふんっっ!俺は昔っから俺なんだよっっ』 颯の心の内を見透かしたよぅに、怒鳴りながら、カウンターの中へ入って行った。 『…どちらもガキのよぅに思うんだが……?!』 『ぁんだとぉ『一彦兄っっ!!』』 『よぉ…颯…しばらくだったな』 『うんうん……どこ行ってたんだよぉ…てか、今日は無理だと思ってたんだぜっ』 『クスッ…今日は行く、と約束してたろぅ?!』 『けどさぁぁ~~~いつもふらぁぁって居なくなって、ふらぁぁって帰ってくるだろぅ?!…忘れてんじゃないかって思っててさっ』 『……ちゃんと覚えてたさ……』 誠の後ろから、すっと入ってきた男=一彦(かずひこ)は、誠と違い、無口だけれど、困った時はいつも颯の側に居てくれた。
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