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ってほのかな望みをたぐり寄せるように、希望的推測を進ませる。
とりあえず、宙に浮いている状態から、床に降り立ち、ベッドの俺をまじまじと見てみた。
するとなんと寝息を立てているじゃないか。俺生きてるじゃん! ほっと胸をなでおろす俺。
じゃあ、今の状態をどう理解すればよいのか……まてよ? もしかして「幽体離脱」ってやつか? あの生きながらにして魂抜けるってやつ。
おお、それだったらマジ凄いじゃん! 俺は歓喜に震えたね。何気に神秘体験じゃん。
そういう訳で、未知の世界に踏み入れた感動でドキドキしながらとりあえずベッドに腰掛けた。
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