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琉魅は目を開いた
(暗い・・・此処は何処?)
鉄の香りが鼻をつく
ハッとなり血の香りという事に気が付く
(・・・何処?地獄かな?そんな悪い事した覚えないんだけどなぁ)
と琉魅は阿保な事を考えている
(何とかしなきゃ)
立ち上がり肺に鉄臭い空気を
目一杯吸い込む
『誰かいませんか?』
叫んで見るが何も起きない
ガラッ
戸が開き人が数名入って来た
『眩ッ・・・』
部屋に入ってきた光りの眩しさに目を閉じた
「起きているじゃないか」
「あ?さっき来た時は寝てたんだがな・・・」
『此処は?貴方達は?』
「壬生浪士組の屯所だよ」
『壬生浪士組・・・ん?壬生浪!?』
「一々騒ぐな」
目つきが悪いが現代で言えばかなりのイケメンが琉魅の胸倉を掴み睨んだ
『痛い・・・』
「痛くしてるんだよ」
目付きの悪いイケメンをにらむ
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