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『わぁ･･･凄いですね』
斎｢凄い･･･か？｣
『それはもう凄いですよ』
斎｢(普通だと思うが･･･)｣
『わぁ着物屋さんだぁ･･･可愛い』
斎｢お前･･･女子用の着物を見るんじゃなくて男用の着物を見ろ｣
『あ･･･すいません』
斎｢あ･･･いや・問題ない｣
急に謝られたじろいでいる様子だ
『これ良くないですか？』
斎｢どれだ？｣
琉魅は斎藤に着物を見せた
『紫色なんですけど、どっちかと言うと紺色に近くて控えめな色が凄い素敵ですよね!!』
斎｢あぁ･･･良いな｣
｢気に入って貰えたかな？｣
と店の主人らしき人が話し掛けてきた
『はい！スッゴク素敵です』
｢ではそれは貴方に差し上げましょう｣
『え？』
｢その色は何故か人気が無いんですよ･･･｣
『こんなに素敵なのに･･･』
思わず口に出てしまった
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