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ふたりのこと
つまは密かに確信していることがある
おっとは眠りと同一人物である
これは絶対であり真実である
つまはおっとと眠りに依存している
だからつまは一日の多くの時間を快適に過ごすことができる
おっとと眠りはつまに依存されている
つまりはつまに言わせるとおっとと眠りは同一人物であるため、おっと(つまり眠り)は常につまの管理下にあると言える
ただおっともねむりも最近の依存状態に危機感を抱き、お互いがお互いにつまを押しつけようとする
おっと
なるべく外の世界を知るようにと諭す
眠り
ある一定以上の深い眠りには誘わない
しかしつまにはお見通しである
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