おっとのなやみ

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おっとのなやみ

おっとは日頃よりつまの裸体の写真を撮りたいと思っている 所謂不純と呼ばれるような気持ちがないわけでもないが、それとは別の理由も持ち合わせているのは確かである だいたい、不純とはなにか? 純と不純の境界線は一体どこに引かれているのか明確に答えられる者はいるのか 不純という気持ちだって、立派に純粋なものである 夫はひとつの宝箱を持っている 小さい頃からの思い出の品、魅了された数々の物たちを閉じこめ、占領している この箱の中に今現在のつまの姿を仕舞ってしまいたいだけなのだ
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