ある夏の晴れた日

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ある夏の晴れた日

「ババアよ、今日は良く晴れてるぞい」 「そうですねージジイや。今日は仕事のやりがいがありそうですわ。」 「ババアよ、したらばワシは芝刈りにでも行ってくるわい」 「そうですかージジイや。そいじゃ、わたしゃも洗濯してくるけぇ」 そんないつも通りの会話を交わした後、2人はそれぞれの持ち場に向かいます ―だが、今日は少し様子が違った いや、違いすぎていたのだ なぜなら おじいさんは山へ犬を捨てに おばあさんは川へ猫を捨てに行ったのです。 .
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