時間

3/5
前へ
/13ページ
次へ
俺たち以外、危険だからといって誰も近付かない屋上に秋元の笑い声が響く。 嫌な笑い声ではない。むしろ、心地好い。 嗚呼、今日も晴天だ。 かったるい授業をサボって。 こうして二人で話していられる時間もあと残りわずか。 嫌でも、自分が大嫌いな大人になってしまうんだ。 時間には誰も逆らえない。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加