プロローグ

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      私が所属している組織は少なそうで結構ある。     姉弟、親子、家族、部活、学校… 数え出したらきりがない。        でも、今日私の所属する組織に一つ加わったものがある。     「毎日一人で仕事してて淋しくない?」     そう言う彼は私が持っていた洗濯かごを軽々と持ち上げた。       30枚を越すタオルと20着の運動着上下はかなりの重さがあった。   「いいよ、あたしやる。」      「可愛くないね、結衣は。」   不憫そうな顔で私を見た。
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