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もう一人の俺が俺の中から消えて一ヶ月が経とうとしていた
そんなある日いつも通り会社に出勤したら
「石川君、この前契約に行った会社の社長さんが会いたいって言ってたんだけど」
この前…?覚えがない
仕方ねーか、どーせもう一人の"俺"がやったことだろーし
「わかりました。で、何処ですか?」
「ここか…」
地図を片手にたどり着いたのは見上げるほどの大きい会社
この会社は一代でここまで築いたって有名
同じ課の女の人が言ってたけど、なんでもここの社長はカッコイイらしい…
そんなの関係ないけどさ
会社に入って受付の人に言うと社長室に案内された
社長室に入ったら、そこには金と黒のアシメントリーの若い男の人が社長しか座れないはずの椅子に座っていた
つまりこの人が社長なんだろう…。全然見えない
「君が石川君?」
「は、はい!」
「へぇ~…君がねー」
椅子から下りて一歩一歩近づいて来た…
と思ったら俺を素通りしてかちゃりと音がした
きっと扉の鍵を閉めたんだと思う
「ねぇ…」
「…!」
耳元で喋られて肩がびくんと震えた
「君の評判、結構良いみたいだね」
「あ、りがとうございます…」
「一体その体で何人の人と相手してきたの?」
「え…?」
どういう事?って聞き返そうとしたらどんっと背中を押されて高そうなソファの上に落ちた
えっ…なに、全然状況が理解出来ない
緊張の余り体が上手く動かせない
動かせない…?違う、体は動いてる
俺の"意思"通りに動かせない
じゃー今、目の前の人に腕を回してるのはだれ…?
「石川君、あの会社なんて辞めて俺の愛玩動物にならない?」
この質問に首を縦に振ったのか分からない…
でも目の前の人がうっすらと笑ったのは覚えてる
あぁ…、堕ちたんだ
もう前のような日常には戻れない
++++++++++++
いやー、やっちまった!
ひろきゅん受け小説★一応お相手の社長さんは白いスーツが似合うあの人ですよww
消えたと思っていたもう一人のひろきゅんは実は中に居たらいいな…と思って書いたもんです!
もう一人のひろきゅんは淫乱受け希望です(・∀・)
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