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音のした方へと視線を巡らせると、そこには目覚まし時計が自分の存在を主張するかのごとく7時30分を報せていた
今日からまた学校が始まる
土日は特にすることもなく過ぎてしまった
辰樹は通学用の鞄を持って階下へと降りた
「おはよ~」
「あら~おはようたっちゃん」
語尾にハートマークが付きそうな声で母親が返事を返してきた
食卓にはご飯と目玉焼きというありふれた朝ごはんが並んでいた
…
「行ってきま~す」
ご飯を食べ終えた辰樹は玄関を出て学校へと向かった…
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