目覚め

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普人は高校生。どこにでも居そうな、でもどこにも居ない。 成績は中の中。スポーツ普通。総計普通。彼は望んで普通になったのだ。 普通になるべくして普通になりえた。 しかしそれは普通なのであろうか。普通な人間に出来ることなのだろうか。 普人は自分の席に座りつつそんなことを考える。 ただ実際、普人は普通じゃなかった。彼は特殊自警団の一員。 国が警察では捕まえられない特殊な敵を打ち倒すために秘密裏に結成した。
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