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砂砂砂砂だらけ。
見渡す限りの砂。
目が覚め、どこかいつもと様子が違うことに気付き、見慣れた天井から視界を窓に移す。
ガラガラと音を立てて窓を開けると、砂一面の世界が見えた。
家の中を探すが、人は誰もいない。外を探しても無意味な事は玄関を開けて直ぐに分かった。
砂だらけの世界は何も全てを埋め尽くしているというわけじゃなかった。
ところどころに家や公共物が砂で出来た地面から姿を現していた。
これはどういうことなのか。特殊能力者の仕業にしては規模が大きすぎる。
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