序章

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時代は平成。 私が今この作品を書いてるのは十二月であるが、その気は全くしない。 肌触りが今までの師走とは違うのだ。 2010年。 この年は嵐のような一年であった。 不況 円高 アイドル… 振り返れば話題などコップの水が表面張力など無視するように勢いよくこぼれだす。 そんな2010年。 我々は何を考えていた? 何を思い行動した? 私は何もしていない。 高校生活の一年を無駄にすごしたと思う。 だから。だからこそ。 来年こそはなにかをしたい なにかを残したい。 そんな思いで私はペンを握った…なんて大きいことは言えない。 ただ右手でボタンを無表情に打っているだけであるが、読者の皆様になにかを思っていただければ私はこの一年を生きてきた意味があったのだと形として知ることができるのだ。 これからの長い旅。 どうか生き物を優しく包み込んでくれる春の太陽の気持ちで見てもらいたい。 ――――磯堀 蒼太
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