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紫「ありが、とう…仕事、忙しいやろ??」
黒「……今はな、ヒナちゃん電話越しでも泣いてるの分かるわ。」
えっ、っと思い頬を触ってみると肌が濡れていた。
黒「ごめんな、会えなくて。」
紫「ううん、だ、いじょーぶ。」
俺もいい大人なんやから我が儘なんて言えへんやろ??
仕事はちゃんとやらへんと。
それは自分がよく分かってる。
黒「ヒナ、目ぇ閉じて。」
紫「えっ、何で??」
黒「えぇから、早く。」
言われた通り目を瞑った。
すると……
黒「………ちゅっ」
耳元からリップ音が聞こえた。
それが妙に恥ずかしくて
顔から耳から首から熱くなっていったのが分かった。
紫「なっなななな////」
黒「焦りすぎ…ははっ。……会えへんから、これで我慢してな??」
紫「ありがとぉ…//はよ会えるとえぇなー…」
黒「せやな、あっ、もう時間や!!じゃあ、またっ」
紫「あっ」
もうそう言ったときは機械的な音が流れていた。
でも寂しさは無くむしろ嬉しさでいっぱいだった。
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