第2部 仮面ライダーオーズ/災厄のコアメダル

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アンクはヤミーが発するセルメダルの音を聞き取り、店に降りて行った。 アンク 「映司、ヤミーだ。」 映司 「分かった。」 二人は店を飛び出した。 映司とアンクは、それぞれ黒い自動販売機【ライドベンダー】を見つけ、セルメダルを入れた。 そして黒いボタンを押すと、ライドベンダーはバイクに変形した。 二人はそれに乗り、町へ急いだ。 町では五体のヤミーが、それぞれ人を襲っていた。 そこへ映司とアンクが駆け付けた。 映司 「ヤミーが五体も。」 アンク 「バカな。何故アイツのヤミーが。」 映司 「アイツって何だよ。」 アンク 「後で話してやる。今は奴らを倒してたっぷり稼げ。」 アンクは、赤・黄色・緑のコアメダルを投げた。 映司はそれを受け取り、ドライバーに装填した。 そしてドライバーのバックルを傾け、セットしたメダルを、ドライバーの右に付いているオースキャナーでスキャンした。 映司 「変身!」 電子音声 「タカ!トラ!バッタ! タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!」 変身ソングと共に、映司は仮面ライダーオーズ【タトバコンボ】に変身した。 オーズ 「よしっ。」 オーズはヤミー達に向かって行った。 オーズはミミズヤミーにパンチを繰り出した。その瞬間、他のヤミーは一斉に逃亡した。 オーズ 「あっ、逃げるなよ。」 アンク 「バカ、今はそいつを倒すことだけを考えろ!」 オーズの両手のトラクローが展開した。 オーズはミミズヤミーを何度も引っかいた。 ミミズヤミーがダメージを受ける度、ミミズヤミーの体からセルメダルが落ちる。 オーズの攻撃で、ミミズヤミーは吹っ飛ばされた。 追い討ちをかけるように、オーズはジャンプし、何度もキックを繰り出した。 セルメダルをこぼしながらミミズヤミーはよろけた。 オーズは再びドライバーのコアメダルをスキャンした。 電子音声 「スキャニングチャージ!」 すると、オーズの足がバッタのように変化した。 オーズがジャンプすると、オーズとヤミーの間に赤・黄色・緑の輪が出現した。 オーズはキックの体制に入ると、その輪の中を通った。 赤の輪をくぐると、オーズに羽が出現し、残りの二つの輪を通った。 そして、ヤミーにキックが命中すると、OOO【オーズ】の紋章が浮かび上がった。 映司 「セイヤァ!」 【タトバキック】を受けたミミズヤミーは爆発し、大量のセルメダルを撒き散らした。
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