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アンクはヤミーが発するセルメダルの音を聞き取り、店に降りて行った。
アンク 「映司、ヤミーだ。」
映司 「分かった。」
二人は店を飛び出した。
映司とアンクは、それぞれ黒い自動販売機【ライドベンダー】を見つけ、セルメダルを入れた。
そして黒いボタンを押すと、ライドベンダーはバイクに変形した。
二人はそれに乗り、町へ急いだ。
町では五体のヤミーが、それぞれ人を襲っていた。
そこへ映司とアンクが駆け付けた。
映司 「ヤミーが五体も。」
アンク 「バカな。何故アイツのヤミーが。」
映司 「アイツって何だよ。」
アンク 「後で話してやる。今は奴らを倒してたっぷり稼げ。」
アンクは、赤・黄色・緑のコアメダルを投げた。
映司はそれを受け取り、ドライバーに装填した。
そしてドライバーのバックルを傾け、セットしたメダルを、ドライバーの右に付いているオースキャナーでスキャンした。
映司 「変身!」
電子音声 「タカ!トラ!バッタ! タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!」
変身ソングと共に、映司は仮面ライダーオーズ【タトバコンボ】に変身した。
オーズ 「よしっ。」
オーズはヤミー達に向かって行った。
オーズはミミズヤミーにパンチを繰り出した。その瞬間、他のヤミーは一斉に逃亡した。
オーズ 「あっ、逃げるなよ。」
アンク 「バカ、今はそいつを倒すことだけを考えろ!」
オーズの両手のトラクローが展開した。
オーズはミミズヤミーを何度も引っかいた。
ミミズヤミーがダメージを受ける度、ミミズヤミーの体からセルメダルが落ちる。
オーズの攻撃で、ミミズヤミーは吹っ飛ばされた。
追い討ちをかけるように、オーズはジャンプし、何度もキックを繰り出した。
セルメダルをこぼしながらミミズヤミーはよろけた。
オーズは再びドライバーのコアメダルをスキャンした。
電子音声 「スキャニングチャージ!」
すると、オーズの足がバッタのように変化した。
オーズがジャンプすると、オーズとヤミーの間に赤・黄色・緑の輪が出現した。
オーズはキックの体制に入ると、その輪の中を通った。
赤の輪をくぐると、オーズに羽が出現し、残りの二つの輪を通った。
そして、ヤミーにキックが命中すると、OOO【オーズ】の紋章が浮かび上がった。
映司 「セイヤァ!」
【タトバキック】を受けたミミズヤミーは爆発し、大量のセルメダルを撒き散らした。
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