第2部 仮面ライダーオーズ/災厄のコアメダル

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オーズは変身を解除した。 アンクは飛び散ったセルメダルを回収しながら言った。 アンク 「残りのヤミーを追うぞ。」 映司 「アンク、さっき言ってた事、どういう意味なんだ?」 アンク 「時間がもったいない。移動しながら話す。」 二人はライドベンダーに乗った。 アンク 「あれは暗闇系グリード、【ボロボス】のヤミーだ。」 映司 「ちょっと待てよ、グリードはお前を入れて五人じゃなかったのか?」 アンク 「ああ、奴は800年前に死んだはずだった。」 映司 「はずだった?」 アンク 「奴は先代オーズにコアメダルを全て抜き取られた。そして死んだ。」 映司 「それがどうして復活したんだ?」 アンク 「知るか。もしかしたら鴻上の仕業かもな。」 二人は一日中ヤミーを捜索したが見つからず、クスクシエに戻った。 映司 「アンク、いつもみたいに感知出来ないのか?」 アンク 「ボロボスのヤミーは、カザリのヤミーのように人間に寄生する。その間は、俺には探せない」 映司 「そうなのか。」 二人の横で、比奈はプロレスを観ていた。 アンクはそれを覗くと言った。 アンク 「映司、この男、ヤミーの親だ。」 映司 「ロッキー高山って、最近注目のプロレスラーだろ。アンク、彼がヤミーの親なのか?」 アンク 「ああ、ボロボスのヤミーが寄生した人間は、脅威的な力を手に入れ、欲望を満たす。だが、欲望が満たされると、そいつは死ぬ。」 比奈 「アンク、今の話本当なの?」 アンク 「ああ。だが、親が死ぬ直前にヤミーを倒せば、大量のセルメダルが手に入る。」 映司 「そんな事言ってる場合かよ。行くぞ。」 アンク 「一人で行けよ。これは預けとく。無くすなよ。」 アンクは15枚のコアメダルが入ったケースを映司に渡した。 映司はクスクシエを飛び出した。
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