第1部 仮面ライダーW/闇のビギンズナイト

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電子音声 「サイクロン!」 電子音声 「ジョーカー!」 翔太郎とフィリップは、ガイアメモリを構えた。 翔太郎&フィリップ 「変身!」 フィリップが、緑のガイアメモリをドライバーに装填すると、それは翔太郎のドライバーに転送された。 翔太郎はそれを押し込み、黒いガイアメモリを装填した。 そして、ドライバーをWの形に開いた。 電子音声 「サイクロン!ジョーカー!」 すると、フィリップの精神が翔太郎の体に宿り、抜け殻となった身体は倒れた。 そして、翔太郎が風に包まれると、仮面ライダーWに変身した。 Wは右半身は緑、左半身は黒のライダーである。 敵は、右半身がクリーム色、左半身は黒で、姿はWに酷似していた。 翔太郎 「この偽物ヤロー、この町でテメェを好き勝手にはさせねぇぜ。」 偽Wは、片言で抑揚の無い声で喋った。 偽W 「ワラワセルナ。ワタシハサイキョウノカメンライダー。オマエデハ、ワタシニハカテナイ。」 フィリップ 「君が何者かは分からないが、仮面ライダーの名を傷付けるのは許さないよ。」 Wは偽Wにキックを繰り出した。 偽Wはそれをガードするが、Wは連続で回し蹴りを繰り出す。 翔太郎 「これでどうだ!」 Wが渾身の一撃を放つと、偽Wは消えた。 そしてWの背後に現れ、Wに飛び蹴りを浴びせた。 翔太郎 「やるじゃねぇか。」 Wは赤いメモリを取り出した。 電子音声 「ヒート!」 そして、ドライバーからサイクロンメモリを抜き取り、代わりにヒートメモリを挿した。 電子音声 「ヒート!ジョーカー!」 するとWの右半身が、緑から赤に変わった。 Wは右手に炎を纏わせ、パンチを繰り出した。 翔太郎 「これでも食らえ!」 しかし、偽Wはそれを左手で受け止めた。 偽W 「コノテイドカ。」 翔太郎 「何っ。」 フィリップ 「この敵、ただ者じゃないみたいだね。」 偽Wは水色のメモリを取り出し、ドライバーの右側に挿してあったクリーム色のメモリを抜き取った。 そして、水色のメモリを装填した。 電子音声 「アクア!ジョーカー!」 すると、偽Wの右半身は水色に変わった。
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