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ある夜、一台の輸送車とそれを守るためのトラックが山道を走っていた。
その時、輸送車がスピンしてガードレールにぶつかった。
トラックは停車し、佐原が降りてきた。
佐原 「何だ。何があった。」
輸送車を運転していた、佐原の部下が言った。
部下 「大変です。兵器が盗まれました。」
佐原 「何っ。」
その時、兵器を盗んだ者は山道を走っていた。
翌日の朝、秀平はアトランタでバイトしていた。
そこへ、一人の少女がやって来た。
少女 「あの、ここに喋るネズミがいませんか?」
秀平 「確かにここのマスコットはネズミだけど、喋ったりはしないよ。」
少女 「そうですか。」
秀平 「ちょっと待って!」
秀平は、帰ろうとした少女を呼び止めた。
秀平 「君、名前は?」
少女 「アイリスです。」
秀平 「アイリスか。外国の子?」
アイリスという少女は、笑顔を浮かべ、店を出た。
秀平 「変わった子だなぁ。」
再びドアが開くと、美咲が入って来た。
秀平 「美咲、さっきの子、知り合い?」
美咲 「さっきの子って?」
秀平 「さっき女の子が店を店を出て行っただろ。」
美咲 「女の子なんて見てないよ。秀平、どうしたの?」
美咲は奥の部屋に入って行った。
休憩時間に、秀平は自分の部屋に入った。
そこにはズミネがいた。
秀平 「ズミネ、アイリスって女の子知ってるか?」
ズミネ 「アイリス、さぁな。見当も付かない。」
秀平 「そうか。でも、お前がシイヘだって知ってるっぽかったんだよなぁ。」
ズミネ 「何だと。お前、そいつとはどこで会った。」
秀平 「さっき店に来たんだ。知ってるのか?」
ズミネ 「ああ。彼女は俺の友達だ。」
秀平 「友達?」
ズミネ 「まだ人類が誕生する前、ツブードと、もう一つ別の種族がいた。」
秀平 「別の種族?」
ズミネ 「彼らの名はシワン。アイリスはシワンの一人【メイマード】の生まれ変わりだ。」
秀平 「シワン。それがどうしてズミネと?」
ズミネ 「話してやるか。俺とアイリス、いや、メイマードの出会いを。」
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