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亜樹子 「翔太郎君、この依頼受けるの?だって、そのロボットに三人がかりで手も足も出なかったんでしょ。」
翔太郎 「ああ。だけどな亜樹子、これは俺達の為でもあるんだ。仮面ライダーを名乗る悪を俺は許せねぇ。」
フィリップ 「それに、ガイアメモリが絡んでいるなら僕達が行かないとね。」
亜樹子 「フィリップ君…。」
竜 「所長、心配するな。絶対に俺達がこの町を守ってみせる。」
翔太郎 「フィリップ、地球(ほし)の本棚に入ってくれ。奴の弱点が分かるかもしれない。」
フィリップ 「分かった。」
フィリップは両手を開き、目を閉じた。
すると、フィリップの脳内に沢山の本棚が現れた。
フィリップ 「検索を始めよう。キーワードは【南原 功】【ミュージアム】【Tー52】」
すると、どんどん本棚が消えていった。
フィリップ 「最後のキーワードは、【W】」
遂には一冊の本を残し、本棚が全て消えた。
フィリップ 「絞り込めた。」
フィリップはその本を手に取り、開いた。
フィリップ 「奴の使っているのはT2メモリだ。」
翔太郎 「それが奴の強さの秘密か。」
フィリップ 「ああ。そして、奴の弱点は…。」
翔太郎は情報屋であるウォッチャマンに会うため、喫茶店に来ていた。
翔太郎 「で、奴の情報は。」
ウォッチャマン 「もちろん、バッチリ掴んでるよ。」
翔太郎 「どこにいるんだ。」
ウォッチャマン 「Tー52は風穴峠にいる。あそこには昔、発電所だったからね。」
翔太郎 「風穴峠か。」
二人が話していると、サンタの格好をした男性、サンタちゃんがやって来た。
サンタちゃん 「メリークリスマス。」
翔太郎 「おぉ、サンタちゃん。本業の方はいいのか?今はクリスマスだし、書き入れ時だろ。」
サンタちゃん 「気にしな~い、気にしな~い。ちゃ~んと代理がいるか~らね。」
サンタちゃんが指差す方向には、二人組の女子高生、クイーンとエリザベスがいた。
翔太郎は携帯電話【スタッグフォン】を取り出し、フィリップに電話した。
翔太郎 「フィリップ、奴は風穴峠だ。とりあえず、一旦そっちに戻るぜ。」
フィリップ 「ああ、分かった。」
翔太郎は電話を切った。
翔太郎 「じゃあ、俺は失礼するぜ。」
翔太郎はテーブルに一万円を置いて、バイク【ハードボイルダー】に乗った。
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