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「大久保さん!」
すぐに桂さんたちが集まってきた。
「今の…近藤勇だ。
策略を練ってくるに違いない。
どこかに隠れるぞ!」
大久保さんの指示に、武市さんと以蔵が大久保さんに肩を貸した。
「どこに隠れるのじゃ?」
龍馬さんの問いかけに、あたしは1つだけ良い場所が思いついた。
「いい場所があるから、ついてきて下さい!」
そう言ってあたしは、あの神社に向かって走り出した。
いつだか龍馬さんが深手を負わされていた時と同じように、今度は大久保さんがケガをしてる。
「大久保さん、後ちょっとだから頑張って!」
あたしたちはひたすらに走り、あの神社にたどり着いた。
「里奈さん、ここは…?」
街外れの静かな神社には、誰も来たことがないみたい。
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