24.夜明け.。

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「大久保さん!」  すぐに桂さんたちが集まってきた。 「今の…近藤勇だ。  策略を練ってくるに違いない。  どこかに隠れるぞ!」  大久保さんの指示に、武市さんと以蔵が大久保さんに肩を貸した。 「どこに隠れるのじゃ?」  龍馬さんの問いかけに、あたしは1つだけ良い場所が思いついた。 「いい場所があるから、ついてきて下さい!」  そう言ってあたしは、あの神社に向かって走り出した。  いつだか龍馬さんが深手を負わされていた時と同じように、今度は大久保さんがケガをしてる。 「大久保さん、後ちょっとだから頑張って!」  あたしたちはひたすらに走り、あの神社にたどり着いた。 「里奈さん、ここは…?」  街外れの静かな神社には、誰も来たことがないみたい。
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