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「お前、ふざけてんのか、各務なんて訳あってたまるかよ、
それは、俺ら平民が口に出して良いもんじゃねえぞ、各務といやあ、ここらで一番古くからある名家の一つじゃねえか?
その名が嘘ならお前死ぬぞ」
土方が静かに私に言った。
「なあ、歳」「ちょっと良いですか?土方くん」
今まで黙っていた2人が同時に声を発した。
2人は顔を見合わせると、どちらからともなく、お互いに譲り合っているように感じられた。
「局長先にお話しください」優(^0_0^)が厳つい感じの男に話しかけた。
ああ、眼鏡が山南 敬助、厳ついのが近藤 勇か、厳ついのはいかにも局長って感じだけど、山南さんのほうは優しいのか何考えているのかあんま分からなそうだな。
「各務 桜花さんと言ったね。
君が本当に各務と言うのなら、私たちは君を各務家に連れていかなければならないんだが、
本当の事言ってはくれないだろうか」
静かな時が流れる。
沈黙を破ったのは―――――――――
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