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ああ、痛いですね…
まさか、私の三段付きがすべて避けられてしまうなんて、そして、一本とられるなんて一番隊副長助勤として隊士の皆さんに示しがつきませんねぇ
なんて呑気に考えている沖田のそばにいつから居たのか分からない斉藤が近づいてきた。
「不様だな…沖田」
「ちょっ、一くん酷いなあ…私三段付きが通用しなくてびっくりしてるんですよこ・れ・で・も!」
ぷくーと頬を膨らませふざけ口調でいってみる。
「可愛くないから止めておけ、吐き気がする」
酷いなあ…でも今の一言で殺る気になりました。
「一くん、私が正気を失ったら止めてくださいね?」
「ああ、分かっている暴走したら止められるのは、俺か副長くらいだからな」
せいぜい正気を保ってくれよ、と言い残し壁際に背をもたれ掛けた。
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