これから一体私は…

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息もままならない沖田を他所にどこか冷めた目で見つめる。 つまらない…正直な感想がこれだった。 最強の剣士ともあろうものがこんなに容易く私の一撃で倒れるなんて… 「弱い…ですね、沖田さん此のままだと貴方は死んでましたよ」 真剣なら―――――……ね ざわざわと道場内がざわめき立つ。 「総司っ!!」 いつの間にか現れた土方たちが沖田のそばに駆け寄った。 「ゴホッ…大袈裟ですよ… 三途の川渡り掛けただけです♪ 桜花さん? あ…れ?どうした うわっ!!」 まだ殺り合いたいの、こんなんじゃ駄目… 桜花の精神は暴走していた、何も待たない土方の後頭部を勢い良く突き、沖田に襲いかかる。 バシッ ガッ、 ドガッ! 「アハハハッ!! ねえ、まだ全然足りないんです、血が見たいんですよ私、 狂い合いましょう。 いつまででも 相手………してくれますよね?」 桜花が狂った。 もうだれにも彼女を止められない… 沖田に向かい次々技を繰り出す。 顔面、頸動脈、肺、心臓、内臓そして、(金)を的確に狙い。 体制を崩したままの沖田は防ぐことしかできなかった、 「桜花…さん?正気を取り戻してください!! 強いことは分かりましたから! 人殺しに成ってしまいます!?」 人殺し―――………? もう、私は、人殺しだよ? 桜花はニヤリとすると、総司の技を繰り出す。 「三段付き改良版 黒死蝶―――」 ただ目の前のモノが死ねば良いと思った。
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