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桜花が居なくなった。
そう聞いた私の心は何故か悲しみよりも、嬉しさが勝っていた。
私と桜花
影と光
ただの石ころと原石
何事に置いても全てが対称的な私達。
あの子が居なくなったこの家で私の存在価値があるのだろうか…、
居なくなったのは結婚式の前日、気づいたのは朝方だった。
彼は気にしなくて良い、元々は君と愛し合っていたんだから。
子供ができにくい体質だというだけで妹と結婚式を挙げて夫婦になれっていうほうがおかしいんだ、といってはくれたけど…
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