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女か……?いやしかし何故女がこんな所に?
そんなこと考えてる暇はねぇな、取り敢えず屯所に連れてくしかねえか……
土方は女を置いていくわけにも行かず、取り敢えず屯所に連れ帰ることにした。
────────────……
ハァハァ……
誰か助けて……、辛いよ、こんなに辛いならもう死んだほうが……い……い……
………─────
「……ぃ……おい、大丈夫か……!?」
何処か遠くから知らない声が聞こえる。
「ぅ……」
桜花は、うっすらと目を開けた。
桜花の目の前には、知らない顔が五、六人ほど見えた。
「やっと目を覚ましましたね」
私の右側にいる、女の子のような人が問いかけてきた。
「ぉい……、どこの誰だかわからんやつにあまり近づくな、総司」
一番遠い所にいた人が口を開いた。
「分かってますよ、斎藤さん」
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