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わたしは激しい苛立ちをおぼえた。 もちろん動揺もしたけど、苛立ちが動揺を上回っていた。 なんて言うか、神聖な場所を汚されたような気持ちになったの。 でも、苛立ちと同時に、わたしは妙に──いや、変に興奮していた。 なにに興奮したのかな……。 わたし自身、いまだによくわからない。
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