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女の首の中に、ワタシの手はなんの感触もないまま侵入していったの。 空気を掴むみたいに。 ただ、感触はなくても感覚があったの。 とにかくもう、なんともイヤな感覚が──。 なんて言うか、こう……憎悪みたいなものを感じたの。 もちろん、女からワタシに対する憎悪を。
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