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「うう……ううん……ああ」って、あえぐようにうめきつづける女に腹が立つ。
ワタシは、女に馬乗りになった。
夢中で、ただひたすらに両手に力を込めつづけた。
「うう、いや、くるし……」ってうめき声に構わず、殺意の力とともに女に体重をかけた。
ググッと。
すると、ワタシの腰が女の腹の中に沈んだ。
──そのときだった。
突然、女が目を覚まして、剥き出しの目でワタシを一直線に見つめてきたの。
ひどく恐怖した目で。
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