恋音

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ワタシは、反射的に飛び跳ねた。

ううん、正確には飛び跳ねようとしたんだと思う。

誰だってこの状況なら「ヤバッ！」ってなるでしょ？

でもね、実は女と目が合ってから先のことは記憶にないの。

次の記憶は、わたしの部屋でわたしが、耳を押し付けた壁に両手を当てた状態で、目覚めたときだから。