ー時の始まりー

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この国の殆どの法律は初代によって作られた。 ゴッドは3代目神となる。 今、神として宮殿で暮らす者は約1000人。 その中でも、最強を誇る神はヴァルディスク・スイリ。 ゴッドのみ。 他の神は、能力も戦闘技術も何ともお粗末。 そんな連中が、なぜ神として宮殿で暮らすのか。 それは、宇宙を滅ぼす度に一度全ての魂が眠りにつく。 その際に、滅ぼす宇宙を仕切っていた神が、新しく別の魂を生み出すのだ。 現段階で神としている中から自分の1つ前の神のみ選ぶも良し、新しく神を創り出すも良し。 また、誰も次の神になる者がいなければ、初代のみ次の宇宙の神として名乗りを上げることも出来る。 これもまた、初代の作り出した法律である。 もちろん、一般の魂として生まれてきた者の中にも優れた能力を持つ者がいる。 そんな人材を発掘する為の学校や試験もある。 見事、選ばれた者は神として宮殿に招かれる訳だ。 だが、今だかつて一度も最後まで残り選ばれた者は誰一人として居ない。 其ほど、一般市民に対しては厳しいものなのだ。 また、神一族でもゴッドファミリーに勝てる者は居ない。 ゴッドとマザーの子供達にさえ、勝てる者は居ない程、他の神は能力が低いのだ。 人間界と同じ、ただふんぞり返っているだけの役立たず。 そんな連中に、悪魔や死神の情報など話しても意味がない。 どうせ、もうすぐだ。 、
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