3人が本棚に入れています
本棚に追加
バタン!!!!!
ドタドタドタドタ!!!
「父ちゃ―ん!!!母ちゃ―ん!!!!見らして―――――っ!!!!ゼンゾウの!ゼンゾウの尻尾のモゲらさしたぁ!!!!!!面白ろかぁ―!!!」
大声を上げながら、騒がしく駆け寄ってきた女の子。
クルクルの天然パーマの髪を足元まで伸ばし、足首まで隠れるほどの長いブルーのワンピースを着ている。
大きな可愛いらしい垂れ目に綺麗な透き通るピンク色をした瞳、足まで伸びた長い耳たぶには、大きな丸いピアスがしてある。
可愛いらしい見た目とは裏腹に、有り余る程の元気の良さと、お転婆で悪戯が大好きな性格。
俺様とマザーの7番目の子供、見た目は13歳くらいで、マザーから神経系中心に医学を学び、マザーの次に医学に長けたヴァルディスク・ミチル(美智瑠)。
だが、この美智瑠がまた厄介なのだ。
「美智瑠!!!!ゼンちゃん虐めたらダメでしょう!!!!」
「でも…美智瑠…。」
「でもじゃない!!尻尾が切れるなんて、手加減してないでしょう!!!!」
「マザー、もうその辺で許してやれ。」
俺様がそう言った時、
バタン!!!
誰かが屋上に上がってきた。
ゼンゾウ…!?
そこには、尻尾が切り落とされ、至る所に傷が付き弱り果てたゼンゾウがいた。
「…美智瑠―――――――!!!!!!!!!!!!!!」うん。これは流石に俺様もキレた。
、
最初のコメントを投稿しよう!